ワインとコーヒーのテイスティングによる求めるものの違い。
最近、お客さまでワインを勉強されている人が、同じ嗜好品として、同じ液体つながりとして「コーヒー」を学びに来られる人が来店してくれるようになり、その方とお話しをしていて思ったことがあります。

それは、ワインのテイスティングと、コーヒーのテイスティングの違いについてです。
ワインのテイスティングの場合のコメントの仕方を伺ったときに、「要は仕込みの段階順にコメントをしていく」のようなことを教えてくれました。

ワインの場合ですと、まず「原料であるブドウ由来の香り」次に「醸造段階の香り」そして「熟成段階の香り」という具合に、その順番でコメントしたりする。と言っておりました。
そして、その工程で登場する香りを紐解いて、どこで登場した香りなのかをコメントしていくということです。

ワインのテイスティングで大切なことは、このワインは「どこ?の産地なのか?」や「品種は何なのか?」、「どれくらい前に作られたものなのか?」といった情報です。
それを、テイスティングして「産地」「品種」「年度」を味わいや風味から読み取り、記憶していくという作業が重要です。

要は、お客さまが要望していると思われるワインを、想像して今在る手持ちのワインの中から、価格も含めて提案し、提供して「満足してもらう」という仕事のために、「ワインを知る」ということのためにテイスティングをするのだろうなぁと思うわけです。

それに対し、コーヒーのテイスティングは、「どのくらいの品質であるのか?」が大切なポイントとなっています。
もっと言えば、コーヒーのテイスティングは点数を付けることによって評価していますので、「これはスペシャルティコーヒーなのか?どうか?」というところが一番欲しい情報となるのだと考えています。

予備知識として「精製方法による風味のちがい」や「品種の特徴」なども必要ですが、「品質をきちんと評価する」ためには、それらは「それほど重要な訳ではない」ということです。
そこよりも、「このコーヒーの液体の品質はどのレベルであるのか?」を示すためにコーヒーテイスティングはあり、そして「点数を付けて評価をする」ということをしているのです。

ですので、根本的なテイスティングをすることの意味がちがうということです。
しかし、その液体を読み取る能力の過程のなかでは学びや気づきがあるものですので、そこを学びたいと思っています。

 


 


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