テイスティングの基礎講座をしている意味。
今週の月曜日は、定休日でしたが公民館での講座依頼があり、「スペシャルティコーヒーの淹れ方講座」という全3回の講座の内の1回目でした。

ほとんどの受講者は、「スペシャルティコーヒー」というレベルのコーヒーの存在も知らない人が多く、1回目の講座はその「スペシャルティコーヒー」と、一般的な流通のコーヒーとの違いを説明し、そして実際にカッピングして、その違いを知ってもらう講座内容にしました。

ですが、以外とこれがカッピングしてみると、どっちが「スペシャルティコーヒー」なのか、「一般流通のコーヒー」なのかが解らなかったりするものなのです。

そこで、どうして解らないのか?
と考えてみると、これは20年ほど前のボクもそうだったのでよく解ります。
それは、「好み」で美味しさを見ているので、以外と理解が難しいのです。

そして、その要因も今のボクならよく解ります。
それは、嗅覚を使っての「香りのインプット」ができていないためです。

これは、当店に初めてコーヒー豆を購入するために訪れる新規のお客さまの99%ほどの方が「ペーパーフィルター」を使用していることにも繋がっています。

今のボクでしたら、ペーパーフィルターによってコーヒーの液体の質が「活かされない」というポイントが見えるようになりましたが、99%ほどの人たちはそこに気づかずに、コーヒーを飲んでいるという事実からも伺えます。

嗅覚を使わなくなってしまったがために、見えなくなってしまっているという背景があるのだと推測されます。
要は、嗅覚を使わなくなってしまったために、脳が繊細な香りの情報を脳の主である本人に伝えなくなっているのだと解釈をしています。

ですので、脳が繊細な香りの情報を判断できないために、どっちが良い香りで、どっちが劣っている香りなのかが理解できていないという事実があったりします。

では、そのような繊細な香りが判断できない状態だと、なにが「もったいない」のか。
それは、一流の料理人が手がける、良質な料理を食べるときに、その「凄さ」が見えてこないという点です。

一流の料理人が手がける料理は、「素材選び」から始まり、その「素材を活かす」という素材の組み合わせ、そして調理方法などがあります。
そこには、一流の料理人の目線で、見えている「景色」があるのですが、同じ目線で見ない限り、その「情景」は見えないのです。

それが、感覚の感度というセンスなのです。
ですが、ボクが何度も言っているのですが、その感覚の感度は育てることができるものですので、食べることが好きな方であったのなら、できるだけ早めに「そこ」に気がついてもらいたいのです。

感覚の感度を育てることでしか、見えない世界があります。
そのために当店は、「テイスティングの基礎講座」などを開催しておりますので、興味がございましたら受講されてみると、いかに感覚を偏って使っているかを知るきっかけになることだと思います。

 


 


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