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コーヒーの楽しみ方を覚える。

公開日:2020年3月22日更新日:2021月09月26日
カテゴリ:テイスティング

昨年から、当店も積極的にイベントに参加をするようにしている。
でも新型コロナの影響で、イベントがことごとく中止になっている。
確かに今、新型コロナを蔓延させてしまうことはとても脅威なので、今しっかりと収束に向かわせることが大事なことはとても理解できます。

ただ、何もかも自粛だと生活の中に楽しみがなくなってきてしまいます。
そこで、スペシャルティコーヒー専門店としましては、ご自宅での良質なコーヒーの楽しみ方を教えたいと思います。

当店の良質なスペシャルティコーヒーの場合は、フレーバーに「フルーツやフローラルやハーブの香り」があり「酸味にフルーツ感」があります。
一般的なコーヒーの場合は、「酸味にフルーツ感は無く」、そしてフレーバーには「ウッディ(重たい木の香り)」があるのが一般です。
そのため、素材のフレーバーを隠すように、ロースト由来の甘いフレーバーを前面に登場させるようにして、ローストのフレーバーで誤魔化すと言う美味しさを味作りするのが一般的です。

ですので、一般のコーヒーが冷めてくると、素材の持つフレーバーが前面に登場してきますので、「冷めると美味しくは感じない」コーヒーとなりますが、当店のスペシャルティコーヒーの場合は、冷めても素材の持つフレーバーは「フルーツやフローラルやハーブの香り」ですので、冷めても美味しいという味わいが登場します。

当店のスペシャルティコーヒーは、「冷めても美味しい」ので、ゆっくりと時間をかけながら、召し上がることで、フレーバーの変化を楽しむことができるようになります。

抽出直後の温かい温度帯では、前面にロースト由来の甘いフレーバーとその後ろに素材のフレーバーが登場しています。
ロースト由来のフレーバーは「キャンディ・キャラメル・チョコレート・ナッツ・シナモン・デーツなど」で、選ぶコーヒー豆によってもフレーバーが異なります。

少しぬるくなってくると、ロースト由来の甘いフレーバーが落ち着いてきて、素材の酸味のフレーバーがどんどん登場してきます。
素材の酸味のフレーバーには「フルーツ・フローラル・ハーブ・スパイス・植物系など」が登場しています。

是非この機会に良質なスペシャルティコーヒーをゆっくりと召し上がる楽しみ方を身につけると、食の楽しみ方に「幅」を見出だすことができるようになることでしょう。
より美味しいものは、よりゆっくりと召し上がることが出来るようになります。
そうすると、余韻をよりしっかりと見ることができるようになるでしょう。

余韻までのフレーバーの変化を感じ取れるようになることで、余韻には「質」を物語るフレーバーが登場していることが理解できるようになってきます。

楽しみ方の「幅」は、理解できるようになることで、いろんな「気づき」をも得られるようになることでしょう。

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