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複数の設定が組み合わさってバランスを作っている。

公開日:2020年3月5日更新日:2021月09月26日
カテゴリ:感覚のはなし

ボクの記憶力はたいしたことはない。
だから、「あれ?あれは、なんだったっけ?」がよくある。

昨晩も脳の中のイメージで焙煎の味づくりを考えていた時に、現在だと3つの設定を組み合わせて「立体的なバランス」を組み立てているのですが、1つの設定は「広がり方」、もう1つは「透明感」、「あれ?もう1つは、なんだったけ?」と分からなくなってしまった。

焙煎をしていると、結構こういうことは度々あって、こんな時にすべて「記憶できる脳を持っていたなら」とよく思うのです。

でも、それだからこそ、改めて図解にして整理をしたりする。
脳内の記憶だけを頼りにするからいけないのであって、紙面上に図解にしてキチンと整理をすることで、今まで見えなかったこともしっかりと見えてきたりするので、やっぱり書くということは脳内の整理のためにもとてもいいことが分かる。

そして、図解にして書いて見ると、先ほどの見方も少し変わることに気が付く。
「広がり方」とは言うけど、それだけじゃない。
「透明感」とは言うけれど、それだけではない。
要は、バランスは1つの要素だけが左右されているわけではなくて、「複雑な要素の中の”それ”」なんだと言うことなんだと思っています。

例えると、テレビ画面の明るさや色の調和をコントロールするボリュームのようなものです。
それらを動かしながら、設定を変更すると「明るさ」だけを動かしていても、明るさだけではないバランスも左右していることに気が付くことでしょう。

2年くらい前では、もっと焙煎の設定数が少なかったのですが、4年前に焙煎機に大型の排気ファンを取り付けた際に、それに付随してインバーターを取り付けたことで、今の焙煎の設定が可能になった背景があります。

その設定数が増えてしまったことで、「あれ?あの設定は、なんだったっけ?」が登場してしまうことになったのです。
なので、すべてにおいて記憶力が良い人はいいよなぁと思うわけです。

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