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スペシャルティコーヒーと高級チョコレートの共通点。
公開日:2020年3月1日更新日:2021月09月26日
カテゴリ:良質さのお話。
今年のバレンタインは、お気に入りの「ダルシー」さんが日本では販売されなかったので、テンションが下がってしまい、今年はタブレット2枚と、ベルギーの「ヴァンデンダー」さんの産地別のガナッシュ1つしか購入しなかった。
そんなテンションだったので、ヴァンデンダーさんのガナッシュを食べ始めるのもなかなか気乗りしないでいたのですが、今週に入ってからちょっとずつ食べ始めている。
すると、やっぱり高級チョコレートは、質を学ぶのに「すごく良い勉強になるなぁ」と改めて実感しています。
それは、やっぱりフレーバーの情報です。
アロマ/フレグランスにも、その良質な香りの情報が詰まっているのですが、フレーバーから伝わる情報からは、もっと多くの「質のよさ」が伝わります。
言葉で言うと簡単に聞こえてしまいますが、口の中で広がる粒子の細かな香りの情報です。
その粒子が細かな香りだからこそ、余韻までが素晴らしいのです。
*粘性のキメの細かな滑らかな香り。
*キメの細かな香りの広がり方や厚み。
*キメの細かな香りの色の情報は透明感があるというところ。
*余韻の広がり方の残り香。
など。
チョコレートとコーヒーの共通点は、ローストしないとどちらも飲食できない点です。
なので、ローストの部分がフレーバーとなって登場してくる点が共通点です。
そして、チョコレートもコーヒーも質の部分は、「素材」×「ロースト」で、どちらも等しく良質さを導き出さなければならない点です。
それでないと、「粒子の細かな香り」の情報としてフレーバーが登場しないからです。
ですので、「ローストの良さ」が理解できると、それに付随して「素材の良さ」も探せると思いますので、素材の良さを学びたかったら、「ローストの良さ」の理解も必要になるということなのです。
フレーバーの情報から、それらを区別できるようにならなければ、どちらの質の良さも理解することが難しいので、フレーバーの情報の中から「素材」と「ロースト」の成り立ちを分かるようになることが求められるのです。
そうすると、チョコレートの質の良さも理解ができ、その共通点からコーヒーの質の良さも理解できるようになるという考え方なのです。