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色を理解すること。

公開日:2023年6月17日更新日:2023月06月17日
カテゴリ:焙煎の味づくりのこと。

色を理解すること。

優れた画家は、色に込められている印象、空気感、感情などの意味を理解している。
だから、作品を通じて作者の伝えたいことを、色で表現することができるのだと考えている。
もちろん色だけで、絵は成り立っている訳ではないが、色はとても大きな表現手段であるのだとボクは考えている。

そうした場合に、コーヒーのローストにおける表現のためには色の持つ情報を今一度学ぶことが大切であるのだと感じている。
ゴッホ展で弟に送った手紙の中にあった言葉の真の意味、美術館で見た岡崎乾二郎さんの色、先日出向いた東山魁夷さんの水墨画。
それらのことが急に思い出されてきている。

2018年以前のローストの彩色と、それ以降のローストの彩色とその思考。
良いものと劣るもの。
明るい酸味とフレーバー。
先日失敗したと思ったロースト。
魁夷さんの水墨画での表現。

表現とは、技術だけではやはり成り立たず、イメージがしっかりと感じ取れて理解できていることが核としてあることが前提となるもの。
それを構築するために、日々の積み重ねがあるのだと思う。

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