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「学ぶ」は、そうなりたいと願う自分の未来のために。

公開日:2021年1月31日更新日:2021月09月03日
カテゴリ:テイスティング, 講座。

国際審査員の業者さんが以前、カッパー(カッピングする人)のレベルのことで話してくれたことがありました。

「優れたカッパー(カッピングする人のこと)は、ドライ(コーヒー豆の粉の状態の香りの情報)の時点で、液体になった時の品質を分析できる人で、ドライの時点でクオリティを想定できるようになるんです。」
「ボク(国際審査員の業者さん)はまだそのレベルではないのですが、上のレベルの人にはそういうスキルを持っている人がいるので、そこを目指しています。」と話されたことを思い出しています。

そして、うちの相方のレベルが、「見え始めていますよね。」と話されていました。
その時点ではボク的には何を言っているのか?が理解できませんでしたが、ようやくその話の内容の存在が少しわかるようにまで感覚が成長してきたことを実感しています。

要は、立ち上がる香りの情報が大元ですので、その香りの情報から液体になったときの分析ができるようになるというお話です。
そして、コーヒーのカッパーに求められるのは、クオリティ(品質)です。
表現力は、それを説明するために必要なだけで、評価項目(COE評価項目は8項目)ごとのクオリティを判断し点数を付けられることが求められます。
それをコーヒーの粉の状態の香りの分析で、ある程度理解できるようになるのが、最上級のレベルのカッパーなのだそうです
これは、いくら生まれつき感覚が敏感な人であったとしても、各項目ごとに点数をつけて評価することはできませんので、学ばなければ理解ができないスキルとなります。
そして、学んでいく過程で「どういう香りがクオリティが高いのか?」「どういう香りがクオリティが低いのか?」を感覚として擦り合わせていくことが学びとなります。
きちんと理解している人の指導の元で、擦り合わせをしてクオリティを学ぶしか手段がないからです。
ですので、これからはそういったコーヒー・テイスティングの講座をリモートの講座としてやっていきたいと考えて、ホームページのリニューアルを進めています。

「好みの追求」ではなく「良質さの探求」。
それが、香茶屋の目指すところです。

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香茶屋では、店主である私が歩んできた道を分析し、感覚が成長していく歩み方を伝えてゆくことで、正しいロジックのもとで各講座の「学ぶ。」が運営されています。

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