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冬のロースト。

公開日:2022年12月16日更新日:2022月12月17日
カテゴリ:焙煎の味づくりのこと。

冬のロースト。

今週に入り急に真冬を思わせる気温になりました。
昨日も述べましたが、すると人の味覚も変わるし、ローストによってコーヒー豆に与えられる熱量を変えなければ、酸味を強く感じるようになるので、急に気候が変わったりするこの時期に大幅にローストの見直しを迫られるのです。

なので、焙煎士が手がけるローストによる味づくりは、一年を1シーズンとし、何シーズンその季節の移り変わりを経験したかによって、対応が俊敏になってくるわけなのです。

そして、香茶屋でもローストの対応を「冬のロースト」へと切り替えました。
それは「粘性」と言ってもいいのだと思います。

粘性は、素材から登場するものと、ローストから登場するものが合わさりあって登場しています。
ローストから登場する粘性は、ローストの甘さでもあるのですが、単純に甘さと言わないのはフルーツの酸味などは残したままで質感の粘度のボリュームを上げるようにローストの甘さが乗っかって登場しているため、あえて「ローストの粘性」と言っています。

焙煎技術を成長させるには、先ほども述べたように幾つものシーズンを乗り越え、そしてその積み重ねの中で培った技法を組み合わせることで、新たなオリジナルな味わいが登場させることができるようになるものです。

なので、まだ完成形とは言えません。
これからまだ進化する余地があるモノだと考えているからです。
そんな香茶屋の今年の「冬のロースト」は、これまでに培ってきたものをすべて取り込んで、そして「冬」に美味しく感じるローストにしていますので、ぜひお楽しみください。
もちろん全商品に対応しております。

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