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こだわらないで、シンプルに。

公開日:2020年11月29日更新日:2021月09月04日
カテゴリ:焙煎の味づくりのこと。, 論理的な考え方

もう、25年ほど前のことになるのだけれど、コーヒー焙煎を仕事としてし始めた頃のことです。
やはり上手く焙煎ができなくて、その当時に大阪の箕面に自家焙煎珈琲店があり、そこの焙煎が上品で気に入っていたので、店主さんに焙煎を相談したことがありました。

すると、どういう焙煎してるの?と聞かれ、その当時の考え方を伝えて「なのでそう言う焙煎をしているんです。」と話すと、
「複雑だねぇ。それだと何をしたから、そうなるが判らないよね。」
「もっとシンプルにした方がいいよね。」
と教えてもらった経験がある。

これはいろんなところに応用が効くことで、こだわってしまうタイプの人に陥りやすい現象で、「船頭多くして船山に上る」という現象だったんだと今は思っています。

それからと言うもの、焙煎の設定を一旦、極力減らす行動を取りました。
もうガス圧は途中でいじらない。
ダンパーも途中でいじらない。
すると、設定の意味が理解できてきます。
それから、必要な項目の設定を1つずつ増やしていくということをしました。

そいうことで設定を1つずつ増やしていったら、必要だと思う設定がかなり増えていってしまいました。
でも、1つとして不必要な設定は無いのです。

25年前は、必要か不必要かも理解しないままの設定の数だけ多かった。
その違いの差は、味づくりの差として、味わいとなって登場しているのです。

理解をするためには、まずは意識を変えること。
そして、まずはシンプルに考えること。

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