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良質さの楽しみ方。

公開日:2020年10月24日更新日:2021月09月05日
カテゴリ:お店のこと。

先日、当店でコーヒーミルを購入してくださった方から、メールが届きました。

>秋になるとチョコレートが店頭に並びますが今年のmeiji THE チョコレートは
>例年以上にスゴ〜く楽しめました。
>なぜならお店でコーヒーを頂く時に色々と教えて頂き以前より感じることが
>出来るようになったためだと思います。

とありました。
この方は、テイスティングの基礎講座にも参加されたお客さまでしたので、コーヒーだけでなく、いろんな食材から香りや風味の分析を楽しみながら取り組まれている様子が伺え、ボクも教え甲斐があるなぁとメールを読んでいて嬉しく思いました。

ほとんどの消費者は「好みの追求」をしているのですが、なにかの拍子に「良質さの楽しみ方」に気づいてしまうことがあります。

そこに気づけると、良質なモノとそうでないモノの違いが徐々に気になるようになります。
そういう方には、当店の言っている「コーヒーミルの違い」などにも気づけるようになり、せっかく同じコーヒー豆を使うのなら、良質になる道具を使いたくなるのです。
これは、こだわりのお話ではありません。
感覚で「感じる」という、「質」のお話です。

ボクもすべての人が理解できることでは無いことも理解していますし、すべての人が当店のオススメするモノに対して美味しく感じるものでは無いことも理解しています。

それくらい良質さという美味しさは、なかなか理解しがたい分野であることにも気づいています。
ですが、それが感じられる人たちにとっては、こんなに素晴らしい世界はないと思えることも事実。

ボクはその狭い世界の中で、ひたすら良いものを作り出したいと思っています。
そのための取り組みを、これからも続けていきたいとも考えています。

なかなか一般の消費者には理解できないことだらけを説明していますが、なかには当店のしていることに共感してくださり、今回のようにわざわざメールを送ってくださることがとても励みになるのです。

最後に、
>コーヒー豆の挽き目を変えて飲み比べましたが、熱いときと、冷めた時では違う味わいがあり
>飲むときの気温やその時の気分で選び分けするのもこれまた楽しめそうです。

とありました。
いろんな違いを感じ楽しめる人たちにとっては、当たり前の日常の楽しみ方ですが、その世界を楽しめない人たちが増えていることも事実。
ボクは、その世界の楽しみ方を知ってしまった人間です。

なので、これからも「感じる」ことの大切さを、当店のスペシャルティコーヒーを通じてそれを共感してくださる方に向けて発信していきたいと考えているのです。

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