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どこの設定なんだ?

公開日:2025年7月19日更新日:2025月07月19日
カテゴリ:焙煎の味づくりのこと。

どこの設定なんだ?

基本、当ショップの味づくりはアンダー気味である。
アンダーとは、熱量が不足しているコーヒーの味のことである。
それは、爽やかな酸味を背景に登場させたいがために、アンダー気味をあえて狙ってローストしている。

爽やかな酸味と言えば聞こえは良いが、あまり若すぎた酸質は、酸味が苦手な人には辛い。
そして、若い酸質は甘さの熟度が不足している状態なので、余計に敬遠される傾向にある。
しかし、とてもクリーンで、それでいてフレッシュな酸質がとても良い表現であり、この味づくりは革新的な味づくりであると思っているからこそ、諦める訳にはいかない。

ローストの甘さは、オーバー気味の設定であるため、劣る状態に陥り易い。
しかし、爽やかな酸質を残しつつ、どこかにクリーンな甘さを登場させれる設定ポイントがあるはずなのだ。
それを探している。

ロースト前半の部分に1箇所、そして後半部分でも1箇所、共に熱量を与えれる箇所を見つけると、今のローストは化けると思っている。
あと1歩のところまでは来てはいるのだが、そのあと1歩がなかなか届かない。
だけれど、妙案が無いわけではないので、明日それを試してみたいと思っている。

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