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酸味とフレーバーのちがい。

公開日:2025年8月7日更新日:2025月08月07日
カテゴリ:感覚のはなし, 良質さのお話。

酸味とフレーバーのちがい。

もう20年以上、コーヒーテイスティングに取り組んできたが、ようやく酸味とフレーバーの違いを認識することが出来るようになってきた。
なので、改めてではあるのだけれど、これまではフレーバーのインプットしかしてきていないことを実感しているので、これからは酸味のインプットをしていこうと思い、すでに取り組み始めている。

意外と人間は、意識を向ける目線が、生い立ちなどの環境が含まれた囚われている目線でしか見ることが出来ないものであり、そのため取り組みたいと思う目線を知識で知ったとしても、なかなかその囚われてしまっている目線を意図的に外して、異なる目線で見れないものであるように経験上そう思っている。

ボクがそれが出来るようになった背景には、きちんと酸味とフレーバーの成り立ちの仕組みを認識出来るようになったことが背景にあり、それが認識できたことで、酸味とフレーバーとを分けて識別できる感覚が育ったからだと言ってもいい。

脳内で感じている解像度が向上したことで、識別することが出来るようになり、ゆえに認識できるようになったのだ。
良質さには酸味がとても重要な要素であり、酸味の良質さがあってこそ、フレーバーが活かされている。
そういった根本にある相互関係性を感覚で理解することが、良いものを作るためには必要なことなのだと思っている。

そして、良い仕入れと良いローストをすることだ。
美しさとは、すべてが繋がって始めて登場するものなのだ。

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