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ローストは熱量の積み重なり。

公開日:2025年9月12日更新日:2025月09月12日
カテゴリ:焙煎の味づくりのこと。

ローストは熱量の積み重なり。

この夏、ローストの味づくりの考え方に変化があった。

その考え方から得たことは、ローストの味づくりは「熱量の積み重なり」というものだった。
なので、浅煎り、中煎り、深煎りというローストの段階ごとに熱量の重なりの厚みが違っている。

簡単に述べると、深煎りが一番熱量の重なりの厚みが大きくなり、浅煎りが一番熱量の重なりの厚みが小さい。
熱量の大きさは甘さでもあるため、甘さのイメージが出来ているのなら、投入直後からの熱量の厚みを意図して取り組むことがローストの理論であると言える。

浅煎りも上質な甘さが乗っているからこそ美味しく感じ、深煎りも熱量過多でクリーンさを感じられないものは美味しく感じられないもの。
浅煎りでも、中煎りでも、深煎りでも、それぞれに美味しさを感じる甘さの特徴が異なるもの。
それらを、全てのローストにおいて表現したいと考えた場合には、熱量の与え方という考え方から始まり、そして実際にローストの設定値を整えていくことが日々の仕事になる。

少しずつローストの設定値を理論に基づいて変更しながらローストしています。
すぐに完璧なローストはできるはずはありませんが、少しずつですが理想の味づくりに近づけていっています。

浅煎りも、中煎りも、深煎りも、すべてが理想の味づくりを目指して取り組みはじめていますので、その変化を楽しんでいただければと思っております。

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