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ローストの赤色はボリュームであり、重さでもある。
公開日:2025年10月3日更新日:2025月10月03日
カテゴリ:焙煎の味づくりのこと。

先週、美術館巡りをして頭の中の整理が進んだ。
ステンドグラス美術館でも目に止まった色は、オレンジ色〜赤色のグラデーションだった。
光が入ると、そのオレンジ色〜赤色はとても美しく、光の強弱で印象がまったく変わっていた。
ローストの赤色は、酸味の赤色でもあり、その赤色はボリュームでもあり、そして酸味の重さでもある。
要は、ローストの赤色をコントロールして、そのコントラストを整えてあげることで、美味しさの一つでもあるボリューム感を整えられるのだとそう思ったのだ。
そして、先週からその設定値でローストしていて、その可能性が高く手応えがある。
がしかし、また季節が移り変わり、今度は甘さやローストのボリューム感が目減りしてきている。
一難去って、また一難である。
だが、これがローストの味づくりでもある。
これを楽しみながら、取り組みたいものである。