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コーヒーの味づくりは、抜き方である。

公開日：2025年12月5日更新日：2025月12月05日
カテゴリ：焙煎の味づくりのこと。

かれこれコーヒー焙煎を30年も続けてきて思うことは、コーヒーの味づくりとは「抜く」技術であるように思う。

「何」を抜くのか、または「どうやって」抜くのかである。
それら「抜く」ための技法の中で、どれを用いるのかで、それがお店の味づくりとなっている。

ただし、「加減」が重要なのだ。
抜きすぎるとスカスカになってしまい、抜き足りないと登場させたくない味が登場してしまうためだ。

これは、ボクの仕事でもある「ロースト（焙煎）」もそうだけれど、抽出も同じである。
抜きたいところを抜いて、抜きたくないところは登場させたい。
それが、味づくりであると思う。

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