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良質な味づくりをするためには。

公開日:2021年9月19日更新日:2021月09月19日
カテゴリ:焙煎の味づくりのこと。, 良質さのお話。, 講座。

良質な味づくりをするためには。

コーヒーを味づくりするために、一番必要なことは何なのか?
と問われたら、「カッピングからローストの焙煎プロファイルを構築できること」と答えるでしょう。

ローストの技法なんてものは、ロースト目線のカッピングが出来るようになりさえすれば、自ずと理解できるものです。

ですので、ローストで一番大切なことは、まずはローストの味づくりを「カッピング目線で捉えること」が出来なければなりません。

これは、ローストをして、そのローストしたコーヒーをカッピングして、を繰り返していくことでしか、その「ロースト目線のカッピング」はできるようにはなりません。
ただし、早く上達するためのやり方はあります。

そして、まず第一にフレーバーの景色が見れていることが求められます。

その際に、良質さを理解していれば、良質なコーヒーを作り出せるようになります。

これが、良質なコーヒーをローストできるようになるロジックです。

1・フレーバーの景色が見れていること。
2・良質さを理解できていること。
3・ロースト目線のカッピングができること。
4・焙煎でイメージを表現する。

言葉で説明をすると、たったこれだけのことなのですが、これを理解しようとした場合には、何年の歳月がかかるのか?
ボクの場合では25年かかりました。

しかも、フレーバーの景色が見れるようになるまでに20年くらいはかかってしまったので、最初からそれが見れていれば、もっと早く良質なコーヒーを作り出せていたと思うのですが、そこに気づいた時点でもう10年くらいは過ぎてしまっていました。
ですので、初めから「フレーバーの景色の存在」に気づいていたとしたなら、取り組み始めるまでの期間にロスはなくなるので、もっと早く上達したことでしょう。

そして、これはコーヒーの味づくりだけではなくて、料理などでもすべて同じロジックだと考えています。

そこに気づいた方は、自分がまずは上記の1と2の存在に気づいているか否かを判断すればいいのです。

そして、まずはその存在に気づき、そして理解すればいい。

モノを作ることは誰でもできることなのですが、良質なモノを作ることは並大抵なことではないのですから。

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