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脳内での見え方は、フレーバーも音も同じ。

公開日:2020年5月1日更新日:2021月09月23日
カテゴリ:テイスティング

ここ最近の話なのですが、音楽の「音」の「広がり」を意識して聴いてみたところ、音の持つ情報の感じ方(受け取り方)が変わってきた。
どんなことに意識をして聴くようになったのか?と言うと、音がリズムに乗って「バン」と発生してからのその「音」の広がりと、その「余韻」の広がりを見るようになったのです。
この見方は、フレーバーの「広がり」を見る見方と要領は同じです。

発生した音は、輪郭がくっきりと「バン」と現れますが、現れた瞬間から音は余韻に変わってしまいます。そして、音は「余韻」に移ると徐々に広がりの輪郭はボヤけてやがて消えていきます。
特にわかりやすいのは、低音部の「ベース」部分の音です。
ボクの中のイメージでは、夏の夜空に打ち上げられる花火の「煙」のようです。

そして、以前にも書いたことがあると思うのですが、音や色は「周波数」なのに対して、香りは「分子」が存在しています。
存在自体が「異なる」ので、共通点を意識しづらいのです。

ですが、それを受け取る人は、目や耳や嗅覚を使い「それらを脳で感じ取るために、感じ取れる信号に置き換えて、脳で感じて」います。

今までは「周波数」と「分子」って元々が違うじゃないか!と考えていましたが、そもそもその考えかた自体が間違っていたのです。
ボクたちは、脳で感じるために、脳で感じられる信号に「置き換えて」それらを脳で感じている。

なので、見ようとさえ思えば、すべて同じように感じれるはずなのです。
感じようとさえすれば、すべて同じように脳で感じられるということです。

ボクの持論である「すべて繋がっている」は、受け取り方次第だということです。
とするならば、すべての感覚の使い方は、「脳でどのようにして見ようとするのか?」を意識することが大切なのだと言うことです。

ボクのテーマでもある「美しさ」を感じるためには、どのようにして「脳で感じるのか?」というところを意識することこそが重要であるということです。
そのひとつが「広がり」という要素なのだということです。
そして、それに付随している「色」も重要です。

そしてそこには、自分意外の人たちの「感じ方」を想像して、そしてそれを「言葉に置き換えて」、それを意識することこそが重要であると感じています。
ボク自身が、その想像から今の感覚を作り上げることができたからです。

言葉の持つ情報には、意味や状態というような「存在」を意味しているからです。
そこを、意識することによって、徐々に「言葉」の持つ「意味や状態」が理解できるのだと考えているからです。

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