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水出しアイスパックの抽出レシピ。

公開日:2021年4月8日更新日:2023月07月21日
カテゴリ:抽出のはなし。

水出しアイスパックの抽出レシピ。

2023年度の水出しアイスパックの商品の抽出の仕方を説明します。
出来上がりの状態で、ちょうど1Lくらいとなります。

まず、用意するもの。
1・当店の水出しアイスパックを用意します。
2・麦茶を作るときのような口の広い1.5L以上入る耐熱性のポットを用意します。
3・キチンと仕込むなら”クッキングスケール”を用意します。
(クッキングスケールが無い場合は、1.4Lの水道水を耐熱ポットに入れて、そのお水の位置にマジックで印をつけておきます。)

お湯を沸かし、沸騰しましたら耐熱ポットをクッキングスケールの上に乗せ「“0”ゼロ」にした状態で、(350ml=350g)熱湯を注ぎ、水出しアイスパックを落とし、タイマーを4分間セットし押します。
*クッキングスケールが無い場合は、耐熱性ポットの1/4~1/3くらいまで熱湯を注ぐ。

(お水の場合だとよりスッキリとした味わいになり、時間は4〜5時間ほど浸け込みます。)

熱湯に4分間浸けこむのですが、この時にしっかりとアイスパックをお湯に浸けたいので、レードル(お玉)や大きめのスプーンなどでお湯の中に強めに押しつけます。
*購入してすぐの場合は、炭酸ガスが発生するため、強めに押しつけてガスを外に出し、きちんと熱湯に浸すようにします。
お箸などの尖ったものを使うと、アイスパックが破けてしまいますので、必ずレードルや大きめの平たいスプーンなどをご利用ください。

4分間のタイマーが鳴ったら、先ほどのクッキングスケールの上に乗せ、常温の浄水器を通したお水か、”常温のミネラルウォーター”を(1170g)までお水を注いでください。
*クッキングスケールを一旦”0”ゼロにしてしまった方は、追加で(760ml=760g)上記の常温のお水を足します。

*クッキングスケールが無い場合は、事前に付けたマジックのところまで。

常温のお水をレシピ通りに注ぎ終わったら、これから1時間30分程度常温にて放置しておくこと。
ここでとても重要なことは、常温で放置することです。
この段階で、冷蔵庫に入れると抽出温度が変わってしまうため、お店で仕込むような味にはなりませんので、必ず常温で放置してください。

熱湯に4分間浸けこむ抽出だと、常温で1.5時間〜2時間ほどで抽出ができます。
投入した時刻を覚えておいて、それから1.5時間ほど経ちましたら、味見をしてください。
まだ、味が薄い場合は5分〜10分刻みで味見をして、好みの味になりましたらアイスパックを取り出して冷蔵庫に入れて冷やしてください。

(*アイスパックを取り出さないと抽出が進んでしまい、嫌な苦味や渋みなどの原因になりますので、必ず取り出してください。

※いつまで経っても、好みの濃さならない場合は、水が多すぎますので、次回仕込む場合に、お水を少なく計量してみてください。

好みの濃さになり、浸け込んだアイスパックを取り出したら冷蔵庫で冷やしてください。
数時間して冷えたら、お召し上がりください。

今回のレシピでは、出来上がりで 1.0Lほどになります。
(*水出しの抽出では、加熱処理がきちんと施されないため賞味期限が短くなりますので、必ず冷蔵庫で保管して3日ほどでお召し上がりください。)

*香茶屋の考える「水出し」は基本的に氷を入れない状態」でお楽しみください。
冷えたアイスコーヒーが、常温に移りゆく過程で質感やフレーバーが変化しますので、そこをお楽しみいただける商品となっております。

氷を入れると、氷の溶けたお水で味と質感が薄まってしまうため、氷を入れない方が良質さを楽しむことができます。

香茶屋の水出しアイスコーヒーは、冷たい状態だけが美味しい訳ではないことを感じられるアイスコーヒーだと思っています。

また、購入されたアイスパックをすぐにご利用なさらない場合は、必ず「冷凍庫で保管」をしてください。
2023年より窒素ガスを充填しておりますが、すぐに使わない場合は冷凍しておくと風味が長く保てます。

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