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爽やかな酸味。

公開日:2021年11月27日更新日:2021月11月27日
カテゴリ:テイスティング, 論理的な考え方

爽やかな酸味。

昨日、うちの相方とテレビ番組を見ていたときに、今まで楽器を演奏したことがなかった芸能人が4ヶ月という期間を先生に付いてもらい、最終的にお客さんの前で演奏するという企画をやっていた。
実際に4ヶ月間でプロの演奏のようにいくはずもないのですが、その4ヶ月という期間の頑張りが感動を呼ぶものでもありました。

ですが、うちの相方は学生のころ吹奏楽でトロンボーンを吹いていたこともあり、「そんなんだよね。息だけで吹こうとするとこういう音になるんだよね。」と言っていた。

ボクが論理とかロジックとかが大切と言うのにも意味があって、モノゴトの成り立ちの仕組みとか理解していないと、本質から外れてしまうから「論理」とか「ロジック」が大切なのだと言っているのです。

そのトロンボーンを演奏するための根幹の部分は、その楽器の鳴らし方の部分の息の使い方だと思うわけです。
どのような息の使い方をすることで、その楽器の音が心地よく響くのか?
ただ単に、音を鳴らすだけなら、どんな息の使い方をしていようが良いわけです。
ですが、人に音で感動をしてもらうためには、良い音を響かせる必要があるわけです。
そこに必要な要素が「論理」なのだと思っているということ。

そして、スペシャルティコーヒーでその論理を登場させると、最近気づいてことですが、そのスペシャルティコーヒーの定義の中でも登場していることに改めて気がついた。
「風味の素晴らしいコーヒーの美味しさとは、際立つ印象的な風味特性があり、爽やかな明るい酸味特性があり、持続するコーヒー感が甘さの感覚で消えていくこと。」

ボクはこれまでもこの定義を何回も読んでいたはずなのに、きちんと理解ができていなかった。
でも今のボクなら分かります。
素晴らしい風味とは、「爽やかな酸味」がなくてはならないということ。
これが、根幹の部分である。
なので、良質なスペシャルティコーヒーの創作には、爽やかなフルーツを思わせる明るい酸味を登場させなければならない。

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