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エルサルバドル・サンニコラス・Nの販売開始と新しいペルー・W。

公開日:2021年12月24日更新日:2021月12月24日
カテゴリ:お店のこと。

エルサルバドル・サンニコラス・Nの販売開始と新しいペルー・W。

新しいエルサルバドルのweb販売が始まりました。
カッピングコメントも詳細ページに載せてありますが、特徴としましては、生産処理がナチュラルらしい柔らかさと、口の中の広がり方。
温かいときは、ストーンフルーツのフレーバーと酸味がメインですが、少し冷めてくるとリンゴが主張をしはじめます。
すると、このエルサルバドルのベースにあるフレーバーは「リンゴの果実」であることが理解できます。
リンゴの果実と述べているのも、「果肉、皮(ピール)、種」というフレーバーが登場しているためです。
温度帯で、いろんなフルーツ感が楽しめるまさにトップ・スペシャルティのランクのコーヒーです。

次に登場するコーヒーは、ペルー・ヤナコチャ農園・ウォッシュドです。
ウォッシュド・プロセスのコーヒーの特徴は、ナチュラルと違ってクッキリとした酸味や質感が特徴となります。
ですので、同じ「スムース」という表現だとしても、ウォッシュドとナチュラルでは「スムース感」に登場する特徴が異なります。

エルサルバドル・サンニコラスのスムース感では「しっとり」としたより上質のスムース感を感じますが、ペルー・ヤナコチャではウォッシュド由来のスッキリでくっきりとしたスムース感が良さとなります。
これは、生産処理の特徴でもあると感じていますので、生産処理の違いを知りたい人は飲み比べてみてはと思います。

このような、ちょっとした違いを感じとることがテイスティングだと考えています。
その違いには、理由があるからこそ、異なる特徴が登場しているわけです。
ですので、テイスティングとは表現力というよりは、その理由を辿り分析ができるようになること。
それは、味づくりにはいろんな理由が折り重なっているから。
それを理解し分析ができるようになることがテイスティングの能力なのだと考えています。
その能力は、いろんな作り手にとって必要なことだと思っています。

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