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美しさの世界観は、想像力から。

公開日:2022年5月14日更新日:2022月05月14日
カテゴリ:感覚のはなし

美しさの世界観は、想像力から。

ボクが勝手に思っているだけなのかもしれませんが、良い画像が載せれるようになってきたものだと思えるようになった。

ボクは普段から、「美しさとは、身の回りに普通にあるもの」だと認識をしている。
それに気づかせてもらったのも、スペシャルティコーヒーと向き合うようになったことから。

コーヒーは液体で、口の中で広がるフレーバーのさまざまな状態を感覚により感知しなければならないので、その「さまざまな状態」を認知できるようになってきたことが、美しさの理解につながっているのだと思っている。

コーヒーのフレーバーのさまざまな状態には、コーヒーのカッピング(テイスティング)の評価項目の理解を深めればいい。
・クリーンカップ(透明感)
・スイートネス(甘さの評価)
・アシディティ(酸味の特性の評価)
・マウスフィール(質感の評価)
・フレーバー(香りに重点を置いた)
・アフターテイスト(余韻の評価)
・バランス(上記項目のバランスを含んだ、総合的なバランスの評価)
(*COEの評価項目を採用しています。)

画像の場合で意識していることは、まずは「心が動いた瞬間の画像を撮ること」。
そして、その次は、その撮った画像の「どこを切り取るのか?」です。

どこを切り取るのか?は、バランスです。
不思議ですが、コーヒーの液体としてのフレーバーのバランスがローストにより作れるようになることで、バランスが見えるようになってきます。
これは経験上ですが、そう感じています。

生花や書道などを見た時に、今までの人生では思いもよらなかったような、空間美というのか、配置のバランスの美しさなどを感じられるようになります。
ただし、感じられることと、作り出すことは別のお話なので、いろんなことが感じ取れるようになることで、心が動く瞬間が増えてくることに気がつくようになると思います。

ボクがスペシャルティコーヒーと出会い、そして影響されていることは、そういうところなのだと思っています。
美味しいからだとか、そんなチープなことではありません。

美味しさのその先に、良質さという素晴らしい世界観が広がっているのです。
そこに興味を抱いてもらいたいくて、いろんなことを話しているのだろうと思います。
自分が現在感じられるものだけが、素晴らしさではありません。
想像力を使い、今の自分が感じ取れていない世界の存在を意識することで、少しずつ美しさの世界観が感じ取れるようにもなる。
そこが、とても大切なことなのだと思っています。

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