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作曲家の曲の成り立ちの法則から、ローストの構築を学ぶ。

公開日:2022年6月24日更新日:2022月06月24日
カテゴリ:焙煎の味づくりのこと。

作曲家の曲の成り立ちの法則から、ローストの構築を学ぶ。

ボクはコーヒー焙煎をする人間なのですが、味づくりの構築のためには、他業種の「この人の考え方はすごい」なと思える人たちの思考や、発せられる言葉から想像して、それを論理的に考え、自分のローストへと落とし込んでいくというプロセスを歩んできている。

今回とあるテレビ番組で、作曲家の人の話を聞いて、作曲での曲作りという曲の構築が、味づくりでも当てはめることができると思い、その目線を意識してみようと考えてみることにした。

作曲するための音の構築は「リズムとメロディ」で成り立っているらしい。
歌が入る場合には、歌はメロディに入るので、大まかな成り立ちとしては「リズムとメロディ」で成り立っている。
なので、演奏する場合にはリズムを刻む人と、メロディを奏でる人は別々に存在するということに基本的にはそうなる。
そうした場合に、リズムとメロディの融合が大切なのだと述べていて、ボクもそう解釈をした。
その人は、リズムとメロディの融合のために必要な要素は、メロディのアレンジ技術が重要なのだと言っていた。

これらのことを、ローストの味づくりに当てはめて考えていくことで、オリジナルのローストの味づくりの構築ができるようになってくるものであると考えられる。

ではコーヒーのローストの場合では、リズムに当たる「ベースの部分」は何を当てはめるのか?
そして、「メロディの部分」に当たるものは何であるのか?
それが理解できたなら、「リズムの部分」と「メロディの部分」を融合させるようにアレンジをする。

ロースト自体は「演奏」と同じなので、誰でもローストはできるけれど、きちんと味づくりを構築しようと考えた場合には、「作曲家」のような目線の曲の成り立ちを考えて取り組まなければならないことは理解できる。
これらのことをやってのけることが出来るようになったのなら、味づくりの法則が今以上にもっと理解できるようになるだろう。

そして、それらをフレーバーの中から、それらの要素を感じ取り、そしてローストでそれらを構築しなければならないので、やはり一番大切な要素は「感覚」であると言える。
感覚によって、それらのパートごとの演奏を見分けられる感覚が必要なのです。
フレーバーの場合には、それが嗅覚・味覚・触覚で感じられる情報なのだということ。

コーヒーローストで登場してくる要素として、簡単にザッと書くのなら、下のようなメモ書きになるのだと思う。

これらのフレーバーの情報は、ロースト技術が向上することで、意図的に表現することが可能になってくる。

それらのフレーバーの情報から、リズムとイコールになる「ベースを表現するパート」に何を選ぶのか?
メロディとイコールとなる、心を打つようなメロディラインのパートに何を選ぶのか?
それを言葉としても理解することで、成り立ちの形成は構築することが可能になり、そしてそれらを有機的に融合させることが、良質な味づくりなのだと考えられる。

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