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2種類のコーヒーミルで挽いたコーヒー豆を飲み比べる抽出方法。

公開日:2021年5月11日更新日:2021月05月16日
カテゴリ:抽出のはなし。

2種類のコーヒーミルで挽いたコーヒー豆を飲み比べる抽出方法。

2種類のコーヒーミルで挽いた飲み比べ用のコーヒー豆が届きましたら、まずは180ml以上入るグラスやカップを4つご用意ください。

※到着後すぐに飲み比べをしない場合は、必ず「冷凍庫で保管」するようにしてください。

粉砕したコーヒー豆は劣化スピードが速くなりますので、冷凍庫で保管することで、劣化スピードを緩やかにすることができます。

その際に重要なポイントは、4つともすべて同じカップを用意することです。

カップで味わいの印象が変わってしまう要素がありますので、出来るだけ同じカップでカッピングします。

そして、カップに1〜4番までマスキングテープなどを利用して印を付けておきます。

これをしないで準備をすると、あとでどのカップに何を入れたのかが分からなくなってしまうので、到着したコーヒーの粉をカップに入れる前に、カップに事前に印を付けておきます。

事前にカップに印をつけ終えましたら、次に同じ番号のコーヒーの粉をカップに入れます。

袋の中の分量が1カップ分ですので、1袋の中身すべてをカップの中に入れます。

4カップすべて同時にカッピングした方が、どのコーヒーが好みなのかが理解できますので、必ず1度に全ての4カップを同時にカッピングしてください。

4カップ全てにコーヒーの粉を入れることがきましたら、キッチン用スケールを使い、カップを乗せて「0設定」をしてください。

※キッチンスケールが無い場合は、画像のグラスが180ml用のグラスですので、そちらを用意していただき上部までなみなみと熱湯を張っていただければと思います。

若干は薄くなるかもしれませんが、すべてのカップが同じ濃度でしたら、飲み比べで選ぶことができると思います。

浄水器を通したお水、またはミネラルウォーター(当店では、南アルプスの天然水を選んで使用しています。)を完全に沸騰するまで加熱します。

完全にお湯が沸騰しましたら、スケールが「0」になっていることを確認してから、お湯をカップに注ぎ、150gになるまで注ぎ、タイマーを4分間スタートします。

それを4カップすべてお湯を注ぎます。

熱湯を注いだ順番に並べて置きます。

4分間のタイマーが鳴ったら、上の画像のように5ミリほどだけスプーンを差し込んで、ゆっくりと3周回します。すると、上に浮かんだコーヒーの粉が沈んでくれます。(深煎りの場合は、3周回しても粉が沈んでくれません。)

3周なら全てのカップを3周だけ回し、条件を全てのカップを同じにします。

お湯を注いだ順番に3周回したら、次のカップも3周回すのですが、次のカップに移る時に、上の画像のように一旦スプーンをお水で濯いでから、次のカップに移ります。

※画像はテイスティング・スプーンを使用しておりますが、コーヒー関係者でない限りテイスティング・スプーンをお持ちではありませんので、その場合は「大きめのカレー用のスプーン」などで代用してください。

4つのカップをすべて3周回しましたら、次に上にまだ浮かんでいる「粉」や「泡」をスプーンで取り除いていきます。

この場合も、次のカップに移る際には、お水でスプーンを濯いでから、次のカップへと移っていきます。

すべてのカップに浮かんでいた「粉」や「泡」を取り除くことができましたら、実際にスプーンでコーヒーの液体をすくって口に入れて飲んで、味わいやフレーバーの違いを比べて、好みのカップを選びます。

まずは温かいときにカッピングをして、その後に10分後、20分後、30分後、1時間以上放置した完全に冷めたコーヒーという具合にいろんな温度帯のコーヒーをチェックしてみてください。

すると、自分の好みの味わいと、好みのコーヒーミルを選ぶことができると思います。

経験上、深煎りのコーヒーが好きな人の場合は「ナイスカット-G」を選ばれる方が特に多いのが特徴です。

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