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タバコを吸わない人が求めるコーヒーは。

公開日:2022年10月20日更新日:2022月10月20日
カテゴリ:お店のこと。, 焙煎の味づくりのこと。

タバコを吸わない人が求めるコーヒーは。

タバコを吸う人は、煙を吸っているので、煙の香りをネガティブには捉えない。
タバコを吸う人は、その煙の香りが好きなので、コーヒーに求める美味しさも「煙」がキーワードになるのだと思っている。

ローストが進むと過熱による化学反応により、コーヒー豆から煙がたくさん発生するようになる。
ローストによる味づくりとしては、その発生する「煙」をどう処理するのか?が、味づくりとなっているのだが、煙を排除しなかったなら、燻り臭としてコーヒーの液体に燻った香りとそのローストの甘さが豊に登場するようになる。
なのでタバコが好きな人は、そのローストによって登場する燻った香りとその甘さが豊に登場している深煎りのコーヒーが好きな傾向にあるのだとボクは考えている。

しかし、タバコを吸わない人たちの多くは、そのタバコの煙のニオイが嫌いな傾向にある。
ボクもその一人。
そして、煙の香りが嫌いな人たちは、その煙の香りのトゲトゲしさやザラつきというのか、「香りの質」が苦手なんだと思っている。
ボクもその煙の香りが苦手なのだ。
そういう煙の香りが苦手な人たちは、トゲトゲしさやザラつきが登場してい無いクリーンな香りが好きな傾向にあるのだと分析をしている。

体が弱い人や、胃腸が敏感な人なども、そのローストによる「燻った香り」で、胃がもたれたり、お腹を壊したりもするのだと分析をしている。
ボクもその一人なので、ローストで燻ったフレーバーが登場しているものはもう飲めない。

しかし、コーヒーショップを運営する多くの人は、「コーヒーが好き」というところからそのお店がスタートしているので、なかなか「コーヒーが好き」という味づくりに偏ってしまいがちなので、コーヒーの燻ったフレーバーが苦手な人たちは、なかなか受け入れられるコーヒーが市場には見当たらないので、コーヒーを飲まなくなってしまうのだと思っている。

なので、コーヒーが好きではないボクは、スペシャルティコーヒー専門店を運営し、そしてローストによる燻った香りを登場させないように、上品なローストの甘さを登場させるような味づくりをしている。
だから、コーヒーが苦手なボクでも美味しいと感じ、そして1日に数杯のコーヒーを飲んでも胃腸も悪くはならないから不思議なコーヒーなのだといえる。

燻った香りを登場させないように、ローストの上品な甘さを登場させてあげれば、ボクのようにコーヒーが苦手な人や、コーヒーが好きだけれど体調により飲めない人たちが美味しく飲めるようなコーヒーに仕上がる。
それが、香茶屋が手がけるスペシャルティコーヒーなのです。

ですので、コーヒーのガツンとくるローストのパンチのある味づくりが好きな人には、当店のコーヒーは穏やか過ぎて物足りないと感じると思いますが、コーヒーは好きだけれど体調が悪くなるから飲めないという人や、タバコが嫌いな人、そして良質な食を探求している人たちに対して、当店のコーヒーは美味しく感じてもらえる可能性が大きいのだと考えております。

コーヒーのどこが好きで、どこが苦手なのか?
それを自分に当てはめて考えてみると、ショップ選びで好みが見つけやすくなるのだと思っています。

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