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道具と人のクオリティ。

公開日:2023年1月6日更新日:2023月01月06日
カテゴリ:講座。

道具と人のクオリティ。

元旦に恒例の「芸能人の格付けチェック」という番組を見ていた。
その中で、クオリティ目線で大切なことをGACKTさんが言った。
それは、「密度」という言葉。

改めて、その言葉の意味の大切さを年明けに聞けたことは、とても良い年の始まりだと思った。
意外とクオリティを学ばないと「密度」の理解は難しい。
そして、理解できてくると言葉の意味は同じなので、音楽の楽器で奏でる「密度」と、ワインやコーヒーなどの「密度」の意味は同じであることが脳で理解できてくる。

そうした場合に、楽器や焙煎機などの「道具自体が持つクオリティ」とそれを取り扱う「人のクオリティ」があり、クオリティを表現する場合にはどちらもとても重要な要素であるのだと考えることができる。

良い楽器があったとしても、良い音色を奏でることはまた別の問題だから。
だからこそ、良い演奏者が必要となる。
そして、その良い演奏者は、良い音色を理解している必要があり、その良い音色を表現するためのいろんな技法や知識を理解し、それを実際に表現するために日々いろんなことを学ぶ必要があるということなのだと思っている。

ボクは焙煎士なので、その焙煎機のポテンシャルを理解することと、ローストにおける技法やその組み合わせから、より良いコーヒーを表現するために日々考え、そして取り組んでいる。

どちらか一つが欠けていても、良いモノは表現できない。
なので、良い焙煎士になるためには、クオリティ目線の「密度」を登場させるために、いろんなことから学ぶ必要があるのです。

コーヒーだと、それが「仕入」「ロースト」そして「抽出」。
そのすべてが、クオリティ目線で捉えられていなくてはならなくて、何かが欠けるとクオリティは落ちてしまう。
うっとりするような、良質さを表現したい場合には、クオリティに対する目線でなくてはならないのです。

ただし、テレビ番組のように、そこが理解できていない人にとっては、どちらが優れているのかさえも理解ができないもの。
それは、好みであるかどうか?を人は興味をもち、そこしか見ていないから。
密度がわかるようになりたい人は、学ぶことなのです。

密度の理解に興味がありましたら、毎月「ビオあつみエピスリー浜松店」のイベントスペースで開催している「フレーバーの景色を見るための講座」がありますので、参加してみてはいかがですか?
ただし密度の理解もなかなか難易度の高い問題なので、その理解には時間が必要となります。

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