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自分の感覚を磨くことで、今まで以上に美味しさが鮮明にわかるようになる。

公開日:2023年5月26日更新日:2023月05月26日
カテゴリ:テイスティング

自分の感覚を磨くことで、今まで以上に美味しさが鮮明にわかるようになる。

最近明確に理解ができるようになったテイスティングのことを書いてみる。
それは、口の中の味わいだけを見るのではなくて、脳裏で感じている香りの情報を見るということが大切。

口の中で感じている情報は、味覚の情報と粘膜で触れて感じている情報。
脳裏で感じている情報は、風味の香りの情報で、そこにボディ感や、色、粘性などがある。
それら全部がフレーバーとして感じている情報なので、それら全部を見てあげること。
すると、どちらかに感覚が偏ってしまうため、偏らないために俯瞰しながら全部を見る意識が重要になる。

これらは訓練で感じられるようになるので、とりあえずは知識として口の中の味わいの情報だけを見ようとするのではなく、風味の香りの情報を脳裏で感じられるようになることが求められるということ。

風味のすべてを見ようとしている人と、偏って見ている人では、コメントはちがうものになってしまいがちである。
これが、今まで学んできて理解できてきたこと。

特に難しいのは、香りの情報を脳裏で見ること。
この訓練のために、結構時間がかかってしまう。
ほとんどの人たちは、口で味わっている情報しか探そうとしていないので、当然といえば当然である。

一説によると、フレーバーの情報で7〜8割が香りの情報であるという話を聞いたことがある。
口の中で味わっている情報が2〜3割だとすると、全く香りの情報を見ていないわけはないのですが、フレーバーの情報のうち何割の情報を感覚でキャッチできているのか。
きちんと味わうためには、自分の感覚を使いこなす必要があると言えます。

なので、今まで以上に美味しさを楽しむためには、自分の感覚を磨くという学びをしているか、していないかで、人生が変わるのです。
ボクは今それを実感しています。

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