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2つの装置の使い方は絵画から学ぶことができる。

公開日:2023年6月2日更新日:2023月06月02日
カテゴリ:焙煎の味づくりのこと。

2つの装置の使い方は絵画から学ぶことができる。

2016.5.11から排気ファンにインバータを設置している。
その当時、当店で取り扱っている焙煎機のノーマル・ファンでは、排気の引っ張る力が弱いのだと考えたことで、排気ファンの大型化とそれに伴いよりピンポイントの排気に取り組もうと考えてインバータを設置したのだった。

もちろん最初から設定を見つけれることもなく、まずは焙煎の基本にかえって考えたように記憶している。
それは今思えばなのだが、現在の焙煎機におけるメカニカル的な設計段階における排気の取り組みの設定を見つけるということなのだと理解をしている。現在の焙煎機ではダンパ装置も無いものもあるので、なぜダンパ装置が無くても焙煎が成り立つのか?ということである。

そして、まずは焙煎の基本の設定のピンポイントの点を見つけていくことで、それから思い描くとおりにローストをするための論理を検証していったように思っている。
基本の設定を見つけることが、まずは基本で、それからが表現になるからだ。

ダンパ装置とインバータ装置の2つの装置があることで、その使い方の意味を考えていたように思う。
それまでずうっとダンパ装置のみでローストをしていたこともあり、インバータ装置の使い方の意味は「基本」の考え方しか頭に浮かばなかったからだ。
しかし、その時にダンパ装置の新たな使い方を発見したことで、インバータ装置の使い方に変化が現れたのだと推測をしている。

ダンパ装置しか使っていなかった焙煎に、インバータ装置が合わさったことで、その可能性が大幅に開たのだ。
その考え方は、今も尚つづいている。

ダンパ装置の使い方における味づくりと、インバータ装置の使い方における味づくりの2つの合わせ方は、絵画から学ぶことが出来る。
だから美術館に出向いて絵画から学ぶことで、その技法は見つめ直すことが出来るのだとボクは思っている。
教本がそこにある。
それを見て、あとは気づけばよいだけなのだ。

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