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繋がり。

公開日:2023年9月20日更新日:2023月09月20日
カテゴリ:テイスティング, 感覚のはなし

繋がり。

口の中で感じるコーヒーの味わいは繋がっている。
何が繋がっているかと言えば、甘さ・酸味・質感と量感・粘性・フレーバー(風味)である。

この繋がりの中の「位置」を理解することがテイスティングであるのだとも言える。
するとテイスティングは、表現でもあるけれど、位置情報でもあり、そして並のものと非凡なものを区別するためのスキルでもあることを理解することになる。
そうテイスティングは脳内の空間認識であることを理解するようになる。

食品は人の官能検査によってその品質を評価している。
そのスキルを得るためには、どういった状態のものが評価を得て、どういった状態のものが評価を落とすのかを学ぶ必要性がある。
それらを学んでいない人の評価はすべてその人の主観の中の好みと判断されるのだとボクは思っている。
コメントに重みを感じさせるものは、正しく学ぶことであるのだ。

口の中で感じる食の情報は、繋がっているけれど個別に感じられるものでもある。
コーヒーを評価する世界では、やはり「酸味の質」を理解することが近道であるのだと理解をしている。
ボクもそこを学んだおかげで、良質さの一角を感じられるようになったのだと思っている。

そして、それを理解できるようになったのも、それを教えてくれる人と出会ったからだった。
最終的に誰から学ぶのか?
そこが分岐点であることも間違いない。

何が重要であり、何が起点となっているのかを理解している人から学ぶことは財産になる。
それを理解している人を見つけるのも感覚であるので、やはり感覚を磨いてゆくことが人生においては大切なことなのだとボクは実感をしている。
そして、ボクがコーヒーテイスティングを伝えてゆきたいのは、そういうことでもあるのだ。

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