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密度感の評価項目は?
公開日:2024年2月28日更新日:2024月02月28日
カテゴリ:テイスティング, 良質さのお話。

スペシャルティコーヒーを分析する場合に用いる評価項目がある。
(SCA評価とCOE評価がある。当店ではCOE評価を採用している。)
*クリーンカップ
*スイートネス(甘さ)
*アシディティ(酸味特性)
*マウスフィール(口に含んだ質感)
*フレーバー(風味特性)
*アフターテイスト(後味)
*バランス
*オーバーオール(評価者の好み)
COE評価では上記の8項目があり、その内一番下のオーバーオールは評価者の好みを範囲内で評価することができる。
そのためオーバーオールを除いた7項目で品質を判断することになっている。
では良質さを判断しやすい密度感はどこの項目に当てはまるのだろうか?
シンプルに答えるのなら、マウスフィールの項目で間違いないのだが、幾つかの項目とリンクをしていると思っている。
それは、
*クリーンカップ
*アシディティ
*マウスフィール
である。
もちろんそれらの余韻になるので、アフターテイストも当然ながら関係があるのですが、上記の3つが密度感が関係性があるのだと現時点では思っている。
そして、これらの評価項目ではコーヒー生豆から登場しているポテンシャルを判断することが求められているため、ローストで登場する味づくりを見ないことが求められている。
しかし、コーヒーはローストをしなければ飲めるようにならない飲料であるため、素材であるコーヒー生豆のポテシャルを判断することは、かなりの難しさが問われるのだ。