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シナモンローストとミディアムローストの違い。

公開日:2024年6月7日更新日:2024月06月07日
カテゴリ:焙煎の味づくりのこと。

シナモンローストとミディアムローストの違い。

現在、同じコーヒー豆である「コロンビア・エルディアマンテ農園」を使い、シナモンロースト(浅煎り)とミディアムロースト(中煎り)の2種類のローストで販売をしている。

同じコーヒー豆であるのですが、シナモンローストの延長にミディアムローストがある訳では無いことを痛感している。
要は、浅煎りは浅煎りで味づくりのバランスが完結するようにローストしなくてはならなくて、中煎りは中煎りでの味づくりのバランスが完結するように味づくりをしなくてはならないということを実感しているのだ。

なぜ今頃こんなことを述べているのかと言えば、2〜3年前くらいから浅煎りに使えれる豆の仕入れができるようになったことで、浅煎りに使えれるという豆の仕入れでは、ローストに耐えられることの出来る「良質さ」が存在する豆を選んで仕入れができるようになった。
その仕入れができるようになったことで、浅煎りと中煎りより深いローストをする豆では、仕入れの目利きを変えて仕入れを行っているのだが、今回の仕入れでは、浅煎りで使用する豆と中煎りで使用する豆を同じ豆を使うこととしたため、根本的なローストの考え方が違うため、今回のコロンビアでは、浅煎りの延長戦上に、その中煎りのローストがあるのだと思っていたため、その延長線上での取り組みにて、中煎りのローストも行ってきた。

が、しかしである。
どうやら、今まで取り組んできた浅煎りと中煎りとも、また別の論理が必要であることをフレーバーが語っているのだ。
完璧に整えるまでには、もう少し時間がかかりそうですが、これを成し遂げることができれば、また技術的に成長すると思うので、諦めずに逃げないで、そのバランスを整えられるように頑張りたいと考えています。

しかしながら、ローストの情景が見えるようになったものだなぁと自分で自身の感覚について感心しています。
それもこれも、諦めなかったからこそです。

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