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どうしたら、興味を持ってくれるだろう?
多くの人たちは、質(クオリティ)という本当の意味を探ろうとか、探そうとしていないので、意外と質(クオリティ)は理解できていません。
でも、多くの人たちは、自分はそこそこ、質(クオリティ)を分かっていると考えていたりする。
だからこそ、それを伝える難しさがあると考えています。

人間の消費活動は「好み」なんだとボクは考えています。
「好み」は主観ですので、品質とはあまり関係のないところにあったりします。
品質が劣っていたとしても「好み」であるなら「買う」という消費行動をとるのです。
ですので、よく売れているモノが品質が良いわけではないということも言えます。
そこに、品質(クオリティ)に対する難しさがあるのです。

意外と質(クオリティ)を伝えることは難しく、その意味を必要としている人は、そう存在するものではないからです。
需要がないと言った方がいいのでしょうか。
質の良さを知りたい、理解したいという需要が少ないことが、その興味を遠ざけているのだと考えています。

ですので、どうしたらそこに興味を持ってくれるのか?
を考えてみた方が、その扉を開いてくれるかもしれません。

ですので、どうしたら興味を持ってくれるのか?を考えてみようと思っています。
「好み」を探す楽しさもありますけど、改めて気づく「質の良い美味しさ」っていうものもあるのですけどね。

本日は臨時休業とします。
本日(10/12・土)の営業は大型台風の接近のため、臨時休業とさせていただきます。

明日は、被害がなければ通常営業の予定となります。
どうぞ、よろしくお願い致します。

香茶屋 店主 いとう

「美しさ」は尊く、そして非凡である。
以前のテレビ番組を見ていたときのことです。
奥さんの年齢がひと回り以上離れた夫婦で、芸術家である旦那さんが言っていた話です。

「年を取ると、枯れていきますが、美しい枯れ方もあるんじゃないかと思っていて、それを見てみたいんです。」
というような内容のコメントだったのです。

なぜだか、ふとその言葉が頭に浮かんだので、それについて書いてみようと思ったのです。

コーヒーの場合も、農作物ですので当然枯れてきます。
見た目以上に、フレーバーに登場してくるものですので、「枯れやすい」と思われる物は、仕入れないようにしています。

「枯れやすい」コーヒーは、ボクの今までの分析ですと、低地産(栽培している標高が低いもの)のコーヒーであったり、生産処理(精製)の質が悪かったりすると、長く持たなくて枯れた香りが液体に登場するようになります。

テロワールや、コーヒーで言うマイクロクライメイト(微小気候)から登場する個性豊かなフレーバーは、地理的な要素となるので、そこを利用して栽培することは「運」や、自分の資産にもよるので誰でもそういった環境を利用することは難しいことですが、生産処理(精製)の品質は、学習し試行錯誤しながらでも良質なコーヒーは徐々に作ることができるようになる要素ですので、そこは人の手が加わる「品質」の要素であると考えています。

確かに、ある程度までは「美しく枯れる」は人の手により作り出せる要素であると思うのです。
人も、年を重ねても「美しくありたい」と思うのであれば、やはりそれは「意思」が大切となり、日々の生活の賜物であるのだと言えるでしょう。
だからこそ尊く、なかなか存在し得ないというものが「美しさ」であるのだと思うのです。

「分からない幸せ」と「分かることの幸せ」。
食に関してなのですが、「分からない幸せ」と「分かることの幸せ」と2つの幸せがあるのだと考えています。

「分からない幸せ」は、これは昔のボクだというところでしょうか。
味覚寄りの感覚で、嗅覚は強いフレーバーしかキャッチできなかった頃のボクでは、素材の良し悪しのフレーバーも強い香りのレベルしか判断ができていなかったので、良い香りも嫌な香りも強いレベルのものしか判断ができないので、味覚よりの味付けのバランスなどの美味しさを判断していたように思っています。
これは、繊細な香りは「良いのか?悪いのか?」も理解できていないので、素材の質が劣る食材であったとしても美味しく感じ、「なんでも美味しく食べれる」という幸せ感があるものです。

「分かることの幸せ」は、より繊細なフレーバーの香りの情報が読み取れることで、香りの情報が分析できることから、「素材の良し悪し」や、それを作っている「人の良し悪し」なども分かってしまいますが、なぜこの料理人はこの食材をこのように調理したのか?などの理由も、なんとなく理解できてしまう能力でもあります。
こちらは、学習をした現在のボクというところだと考えています。

素材の良し悪しが理解できるので、口に含んだ食材の品質に対して気が付かずに通り過ぎてしまうことは無く、良いものであっても、悪いものであったとしても気づいてしまうという難点があるのですが、良質なものはキチンとその良さが理解できますので、より「うっとり」とその素材の良さを堪能することができることがメリットだと考えています。

逆に、「分からない幸せ」は、品質の劣る理解もキチンと理解できないことから「なんでも美味しく食べられる」という幸せがあるのですが、品質の良さの繊細な部分はキャッチできづらいので、「言われなかったら気づかない」という場合があり、意外と見落としてしまう場合があるのです。

これは、どちらを選択するのかは、それを理解したいという本人の意思しかありませんので、自分の人生において「どちらを選択するか」は、本人が決めることしかないということです。

ただし、「分かることの幸せ」を選んだ場合は、やはり学習しなければ理解できるようにはなりませんので、キチンとした先生を見つけ、その先生から学ぶことでしか学習できませんので、自分に合う先生を見つけることから始めることが大切です。

絵画から感じる美しさから学ぶ。
昨日の定休日を利用して、静岡市美術館で現在展覧されている「印象派への旅 海運王の夢 バレル・コレクション」を観てきました。
日本では未公開のゴッホや、ルノワール、セザンヌ、ドガの<リハーサル>といった名作が展示されているとのことでした。
ボクは基本的には、すべてコーヒーの表現と繋げて考えてしまうので、いろんな絵画を見ながら「美しさの共通点」を探すために美術館に出向いたりするわけなのです。

今回、その展覧会に行って、静物画の良さということが少し理解できたように思ってます。
それは、絵画は基本「平面」に描かれているのですが、「平面に描かれているのに、立体的に感じる」というものがスゴイなぁと思います。
印刷すると見えなくなってしまうような、暗い色の部分でも実物は緻密に描かれていたりします。そういった部分の表現は、コーヒーの焙煎の場合は、ローストの透明感をキチンと登場させないと緻密な表現は登場しませんので、やっぱり透明感は大切だなぁと改めて感じてみたり。

そして絵画なので、そこには技法という技があるということです。
そこに気がつければ、その技法の考え方を、焙煎の考え方に当てはめて、表現することができるような気がしています。

そのためには、まずその絵画のスゴさを理解し、その作者がどんな技法を使って、何をしているのかを知る必要があると思っています。
それが理解できれば、原理は同じですので、コーヒーにでもその技法が使えるのだという考え方なのです。

食以外からでも、「美しさは同じ」ですので、その共通点を見れるようになることが大切なんだなぁと感じています。

目が届く範囲で。
ボクが考えている焙煎によるバランスというポイントは、「雑味 ⇔ 透明感」とか「爽やかさ ⇔ 華やかさ」とか「明るさ ⇔ 重たさ」とかのポイントだったりします。

質を良くしようとすると、透明感をより出したかったり、明るい酸味をより出したかったり、そこに厚みを登場させたかったりしますが、透明感や明るさを求めると、必ず厚みは目減りしますので、要はそのバランスがポイントなのだと思っています。

その逆で、厚みや強さを出そうとすると、「雑味」や「ボヤけ」が登場してきますので、厚みや強さの登場のさせ方もバランスの中のひとつだという捉え方です。

良質な透明感や明るさのポイントを多く出そうとすると、厚みや強さは登場しづらくなるので、味わいは平坦になりふくよかさや粘着性が失われてきます。
ですので、そこの透明感や明るさを登場させつつ、厚みやふくよかさや粘着性を登場させるピンポイントの焙煎の設定を探し継続して、それらを登場させてあげるのが技術力なんだと思っているのです。

ですので、当店の場合は6〜7種類のコーヒー豆しか販売していないのは、すべての焙煎をコントロールできる商品数だけで焙煎をしたいからなのです。

商品数が多くなりすぎてしまうことで、きちんと目が届くような焙煎ができなくなってしまうのは嫌ですので。

「のどごし」っていう美味しさ。
今日、常連さんが来店してくれた。
その人は、女性でいわゆる定年を迎えるくらいの年齢なのですが、ロードバイクをしていて、先日も河口湖の方までとあるグループで行ってきたのだと話されておりました。

そして、河口湖のほとりにあった、あんみつ屋さんであんみつを食べたところ、お皿の下の方に「寒天」が入っていて、その寒天がとっても美味しかったという話をしてくれました。

「味はないんだけど、なんか美味しかったんですよね。」
と話されていたのです。

このお話のポイントは、「味はないんだけど」「美味しかった」というところです。
要は、のどごしとかの「つるん」とした滑らかさの部分なのだろうとボクは解釈をしました。

コーヒーの液体の場合も、「滑らかさの質」というものがあります。
それは、使われている「寒天の素材のよさ」から来ているのかもしれませんが、使われている「お水」も影響しているのだと想像ができます。

「滑らかさの良さ」というポイントの美味しさに気がつけると、それが「素材から来ているものなのか」、それとも「素材に合わせている」お水から来ているものであるのか?もだんだんと分かってきたりするのです。

ボクはそれを「香りの元をたどる能力」と呼んでいるのですが、人間の嗅覚のスゴさは、香りの元をたどって行くことで、その香りの元をたどっていった結果、それが「素材から登場している香り」であるのか、それとも「使われているお水」から登場しているものであるのかが、理解できるという嗅覚の能力の1つです。

その香りの元をたどる能力を使うことで、なにが「美味しかったのか」がいろいろと分析ができるようになるということです。
そういう能力が使えるようになりたいという方は、テイスティングの基礎講座を受講されますと、どうすればそういった能力が身につくようになるのかを説明していますので、興味がありましたら受講してみてください。

普通のもの、良質なものをキチンと知るために悪さを知る。
ずうっと帰宅途中にある「鶏卵場」の近くになると、いわゆる「鶏糞のニオイ」がクサイので、そこに近ずくと車の窓を閉める習慣がついていた。

だけれど、ここ1週間ほど前から、なんでかはボクもよく分かっていないのですが、あえてその「臭いニオイ」を窓を閉めずに嗅いでいる。

そして、その「クサイ」とか、「もう嗅ぎたくない」とか、そういう香りの情報を分析しようと努めている。
もう、窓を閉めたいし、もう嗅ぎたくないニオイであることは間違いないのですが、その「クサイ」というニオイの分析をきちんとしたいのだろうと思っています。

たぶん、クサイと呼ばれるニオイは「食べてはいけないもの」のような気がしています。
それがいいニオイだとしたなら、きっと食べてしまうのでしょうけれど、それを食べてはいけないので「クサイ」というニオイになるのだと思うのです。

ですので、その「クサイ」という感覚の存在をキチンと理解すれば、見落とすことなく「これ、ここにクサさがありますよ」と悪いニオイとして分析ができるようになるということなのだと思っています。

そして、まずはその「クサイ」という感覚が無いものが「普通以上のレベル」だと言えるでしょう。
そこから、「普通以下」「普通」「良い」というレベルがよりキチンと理解できるようになるだと考えているのです。
悪いものを知らなければ、普通に気がつきませので、良さも結局は気がつかない。

質を理解するためには、良いものだけを学んでもキチンとは理解できないのだと思うわけなのです。

見え方が変わると、新たな美味しさに気づけるようになる。
美味しさが理解できるようになるっていうのは、「見え方が変わる」という感じかなぁと思う。

多くの人たちは「酸味がキライ」だと言いますが、「酸味の見え方が変わる」と「なるほど、この酸味の感じ好きかも」になるのです。
ボクも、好きな酸味の出方と、嫌いな酸味の出方があったのですが、口の中での「見え方が変わってきた」ことで、嫌いな酸味の出方があったとして「美味しく感じる」ようになってきたのです。

この「見え方が変わる」は、「ちがう感覚で見る」ということかもしれません。
口の中で使っている感覚は、「味覚」と「嗅覚」と「触覚」の3つですので、どの感覚をメインに使って見るのか?ということなのではなかろうか?と考えています。

ほとんどの人は、生まれてから今まで「自分の感覚」として感じていますので、それを意識的に3つの感覚のうち、今回は「この感覚で見てみよう」はなかなかできません。

ですが、これもトレーニングで、3つの感覚を意識して、いろいろと試しているうちに、徐々にそれぞれの感覚の感じ方が分かるようになってきますので、そうすると意図的に思った感覚で見れるようになるということです。

このように感覚を意識して切り替えができるようになれば、違った側面から美味しさを捉えれるようになってきますので、「今までの人生で感じていた美味しさ」とはまた異なる美味しさに出会える可能性が増えるのです。
要は、新たな感覚の美味しさが、人生で初めての経験だったりするということです。

この可能性は、トレーニングしなければ見えるはずもない美味しさですので、興味がありましたら当店のテイスティングの基礎講座を受講してみることをオススメしております。

ケニアとエチオピアが入れ替わり販売を開始しました。
本日より、「エチオピア・シダモ・ロジータCWS・ライト-シナモンロースト」と、再入荷の「ケニア・キアマバラ・フリーウォッシュド」の2種類のコーヒー豆の販売を始めました。

エチオピアは、フレーバーが少し穏やかですが、とても上品なマウスフィールが楽しめます。

ケニアは、再入荷の商品ですが、クリーンなリンゴを思わせる酸味が特徴的なコーヒーです。

共に、ローストレベルの浅いコーヒーとなりますので、コーヒーのフルーツを思わせる酸味が大好物の方にオススメのコーヒーとなっています。

ここ2週間くらい前に、新たな焙煎の技法を見つけましたので、酸味がとてもクリーンに登場していますので、お楽しみに!



 


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