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細胞の数が違う。味蕾細胞の10倍もある嗅覚細胞。

公開日:2020年3月7日更新日:2021月09月26日
カテゴリ:感覚のはなし

明日(3/8・日曜日)は法事のため、お店はお休みをいただいております。
お間違えのないように、よろしくお願いします。

先日、とあるテレビを見ていたら、とっても「なるほどぉ」と言える情報を得ることができたので、それを紹介したいと思います。

常々、「香りが大切ですよ」といろんなお客さんに説明をしている。

その説明に対しての説得力のある情報をそのテレビ番組で解説をしていたのです。
それは、細胞の数です。

舌で味をキャッチする際に必要な「味蕾」と言われる「味蕾細胞」の数は「100万個」と言われているそうです。
それに対して、香りの情報をキャッチするのに必要な「嗅覚細胞」の数は「1000万個」だと言われているそうです。

単純に、香りの情報をキャッチする「嗅覚細胞」の方が10倍も細胞の数が多いので、口の中で広がる風味(フレーバー)の情報の味覚を意識するよりも、風味の情報の「香りの情報」の方がよりセンサーが多いということです。

ですが、残念ながらほとんどの一般消費者は、「味覚」に偏って風味を見ているのが現状です。
ですので、そこを「味覚」も見ながら「香りの情報」を探すことを覚えると、今までの人生の10倍以上の情報量をキャッチできるようになるということです。

それくらい、香りの情報量は多く存在しているのですが、ほとんどの消費者はその存在すら知らないし、いろんなことを楽しめるはずの美味しさの香りをキャッチ出来ずにいるのです。

ですので、トレーニングにより、風味の情報から知らずに逃していた香りの情報をキャッチできるようになると、今までの人生では感じたことのないような香りの情報の美味しさを手に入れることができるようになるという考え方なのです。

ただし、それを手に入れるためには、今までの人生で「偏って捉えてきた感覚」意外の感覚を育ててあげる必要性があるので、頭で考えるよりもとても難しいことなのです。
ですが、日常生活の中で楽しみながらトレーニングを生活の中に落とし込んでいくことで、無理なく習得することができるようになるものだとも考えています。

興味がありましたら、「テイステイングの基礎講座」を受講されますと、その講座で考え方や取り組み方を紹介しておりますので、受講してみてください。

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香茶屋では、店主である私が歩んできた道を分析し、感覚が成長していく歩み方を伝えてゆくことで、正しいロジックのもとで各講座の「学ぶ。」が運営されています。

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