香茶屋
MENU

読み物。

Blog

ナチュラルミネラルウォーターの違い。

公開日:2022年10月12日更新日:2022月10月12日
カテゴリ:お店のこと。

ナチュラルミネラルウォーターの違い。

スペシャルティコーヒーに携わるようになって、仕入れのテイスティングや、ローストによる良質さを味づくりするためのテイスティング、コーヒーミルによる味わいの登場の仕方による良質さを判断するテイスティング、そして使うお水に対して変化する味わいの良質さなど判断するテイスティングなど、振り返ると今までいろんな評価をしてきた。

その場合に大切なことは、比べること。
一番わかりやすいのは、頭の中に記憶している情報との比較ではなく、同時に比較をすることになる。
ただし、比べる対象のモノだけを変えて、他のものは変えてはいけない。
そうすることで、対象物の比較をきちんと行うことができるから。

そして、当店ではサントリーさんが販売しているナチュラルミネラルウォーターの「南アルプスの天然水」を選んで、オススメしている。
サントリーさんが販売しているナチュラルミネラルウォーターは、4種類。
「南アルプスの天然水」「北アルプスの天然水」「奥大山の天然水」「阿蘇の天然水」となる。

だけれども、もしお客さんで興味があったらサントリーさんが販売しているナチュラルミネラルウォーターは現在4種類あるので、同じコーヒー豆で、ミルも同じにして浸漬式で飲み比べをしてみるとそれぞれの使用するお水の違いで、登場する味わいが違うことが分かってもらえることだと思う。
なんで、当店が南アルプスの天然水を推奨しているのかを。

というのも、ここ最近、流通が変わってきたのか、今までここ浜松では「南アルプスの天然水」と「北アルプスの天然水」しか見ることはありませんでしたが、ここ数週間前から九州の「阿蘇の天然水」と島根の「奥大山の天然水」がちらほらと見かけるようになってきている。
もちろん、お水の違いにも興味があるボクは、さっそくそのお水の違いをカッピングしてみている。

お水の違いによる味わいの特徴で、何が変化をするのか?
というと、「広がり方」と「酸味の登場の仕方」、そして「質感」が変わります。
口の中での広がり方は、酸味を感じる場所も変化をします。
上の方で感じるのか、下の方で感じるのか。
そして、広がり方の奥行きなどもお水で変わります。
それとリンクをして、酸味の登場の仕方も変わります。
酸味は、スパークリングやクリスプという表現があるように、酸味が口内の粘膜や舌で感じる表現がお水でも変化をしています。
それらを含めた場合の「良質なお水」を使用した方が、味わいの表現としては、コーヒー豆が活きてくるので、そういうお水を使っていただけると、スペシャルティコーヒーの素晴らしさが活きてくるのです。

好みを見つけたい場合なら、やはりいろんなミネラルウォーターでその違いを試してもらうしか方法はありませんので、いろんなミネラルウォーターで飲み比べをしてもらい、好みの広がり方や酸味の登場の仕方、質感の登場の仕方をチェックしてみると面白いかと思います。

もちろん、当店はサントリーさんの天然水を使用した場合で話をしていますが、そこもサントリーさん以外のミネラルウォーターを比較をしてもらえると、なぜサントリーさんを奨めるのか、その理由に気づいてもらえることだと思います。

こだわるんじゃなくて、比較をする。
これが良質さを手に入れるためには、とても大切なポイントなのです。

学ぶ。

Online Seminar

香茶屋では、店主である私が歩んできた道を分析し、感覚が成長していく歩み方を伝えてゆくことで、正しいロジックのもとで各講座の「学ぶ。」が運営されています。

オンラインセミナーの詳細へ

読み物。

Blog

© kaori-chaya