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香りの色の情報は脳裏で感じている。

公開日:2022年10月21日更新日:2022月10月21日
カテゴリ:お店のこと。

香りの色の情報は脳裏で感じている。

昨晩は、当店のコーヒーを使用していただいているバリスタさんとzoomでのカッピング講座をした。
彼女はワインのテイスティング会にも足を運んでおり、そのワインのテイスティング会でのエピソードを話してくれた。

その会を主催しているソムリエさんがある時、受講者一人ずつに一輪の黄色い花を持ってきてくれており、
「その黄色いミモザの花の香りを嗅いで『黄色い色の花の香り』だと覚えてください。」
と言ったそうです。

ボクは常々言っているので、ボクの講座に出席された人はすでに知っていますが、香りには「色の情報」があり、その香りの色の情報は「脳裏」で感じている。
なので、口内で感じる風味の情報として味覚と触覚で優先的に捉えている多くの人たちには、その香りの色の情報は理解できていない人たちがほとんど。

香りの情報の中のどこかに「色の情報」として配置されているので、風味を記憶する際には、その香りの情報が持っている「色の情報」も一緒に記憶することで、色のコメントを豊に表現することができるようになる。そして、その香りの色の情報は脳裏に情景として映っている。

なので食の本質を楽しむためには、味覚と触覚だけでなく、香りの情報をキャッチするための「嗅覚」を育成することがとても重要なのだと常々述べている。
それくらい、香りの持っている情報量はとてつもなく大きい。
そして、なかなかその情報のすべてを感じとることも難しい。
だからこそ、学ぶことで、今までの人生の中では感じたことのない香りの情報をキャッチすることが少しずつできるようになってくる。

同じものを食べたり飲んだりしても、感動する人と、感動しない人がいるのは、どれだけ風味の情報量をキャッチできるかによるものだと分析をしている。
食の楽しさの難しさは、3つの異なる感覚を使っていることによるものだとボクは考えている。
味覚・触覚・嗅覚の3つ。
それらのすべての感覚を使って、食を楽しめるようになると、人生は大きく変わる。
ボクはそう思ってテイスティングの講座を開催している。

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香茶屋では、店主である私が歩んできた道を分析し、感覚が成長していく歩み方を伝えてゆくことで、正しいロジックのもとで各講座の「学ぶ。」が運営されています。

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