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記憶している。

公開日:2023年2月18日更新日:2023月02月18日
カテゴリ:感覚のはなし

記憶している。

嗅覚を高いレベルで使えている人の共通点というものがあるとボクは思っている。
それが、記憶しているということ。

この記憶している能力は、「あの時飲んだ(カッピングした)ときのコーヒーは、こういう印象だった」というように、意外と鮮明にその時の味づくりを記憶をしている。
たぶんですが、嗅覚を正常に使える人たちの香りの情報は大脳辺縁系で処理をされると言われておりますが、大脳辺縁系には記憶をつかさどる海馬もあることで、香りと記憶は密接な関係にあると言えます。
なので、嗅覚を高いレベルで使える人たちは、香りの情報とその時の印象をセットで記憶が出来ているのだと考えています。

しかし、嗅覚を正常に使えていない人たちは、大脳辺縁系ではなく他の五感と同じように大脳新皮質で香りの情報を処理されるらしく、そうなると海馬を使わないのでそれほど記憶に残らない。

そしてもうひとつ、感情をつかさどる脳と言われる「大脳辺縁系」で、香りの情報を処理した方が、その美味しさは感情に届くために、より美味しく食べたり飲んだりすることが出来るのだと考えられる。

ボクはこれまでのテスティングの学びによって、すでにそれを経験しているので、声を大にして伝えたい。
嗅覚をきちんと使えるようになると、美味しいものは今まで以上に感動できるようになる。

これは、自分自身を磨いていかなくてはならない「学び」からでしか、成長ができない器官なので、食べることが人生の中でも特に大好きだという方には、ぜひ学んで貰いたいものでもあります。

良い食材を探すことも幸せだと思いますが、それ以上に自分自身の感覚を磨くもとても大切なことだと伝えたい。
しかし、ほとんどの人たちはその能力を使えていないことも、ボクは気づいています。

自分のために、自分自身をぜひ磨いてください。
自分のために、学んで貰いたいと思います。

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