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ブドウはどこら辺に位置するの?

公開日:2023年2月19日更新日:2023月02月19日
カテゴリ:テイスティング

ブドウはどこら辺に位置するの?

昨日、コーヒー焙煎を熱心に学ぶ受講者から「ブドウはどこら辺に位置しているのか教えて欲しい」と言われた。
これは、テイスティングを学んでいない人には理解が出来ないやり取りで、ボクたちは特に「フルーツの味の成り立ちを細分化して脳の中で位置づけをしている」ので、そのブドウの位置はどこら辺であるのかを問われたのです。

実際、テイスティングを学んでいたとしても、そういうふうに風味の情報をインプット出来ている人も少なく、これはこれまでの経験からふまえて、そういったインプットをするようになった。
カッピングレベルの高い人たちに話を聞くと皆このような「位置づけ」を脳内で構築しているので、そういった情報の位置づけはとても有効的であるのだと理解をしている。

なぜそんな「位置づけ」が必要なのかと言うと、フルーツ感をローストにより表現させる場合に、そのフルーツの成り立ちの理解が欠かせないためである。

そんな「位置づけ」にも感受性感覚のレベルがあって、どこまで感覚によって感じ取れるかによって、位置づけの理解が異なるため、人によってコメントに矛盾が生ずるのはそのためであることもわかってきた。
より適正なコメントをするためには、そういった理解が必要になってくるということ。

そして、テイスティングを深く学んでいくと、コーヒーの場合では仕入れのためのカッピングと、ローストや抽出のためのカッピングでは、見ている場所が異なる。

仕入れをしない人の場合なら、ローストや抽出目線のカッピングスキルを磨くだけでいいのですが、仕入れによる生豆のクオリティを判断しなければならない人の場合には、仕入れ目線のカッピングを学ぶ必要性がある。
大きな会社になれば、分業により、より専門的な知識や感覚を身につけることが求められますが、小さな個人店の場合だと、すべてを一人で担わなければならないので、それぞれに対応するスキルが必要となる。
なので、常にいろんなことを学んでいかなければならないので、より良いものを提供したい場合には、常にいろんなことを学ばなければならないので、なかなか一貫して良いものを提供することが難しい背景には、そういった要因も起因しているのだと思っている。

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