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試し焼き。

公開日:2023年4月13日更新日:2023月04月13日
カテゴリ:お店のこと。

試し焼き。

今月より、焼き菓子を販売したいと考えて許可証も先月末に取得して、そして業者さんにお願いをして小麦粉やらお砂糖やら、それぞれの素材を何種類か取り寄せて試作を今週に入ってから取り組み始めている。

もう2年も作っていなかったため、試作に取り組むのは感覚を取り戻すためにも、ちょうどいい。
案の定、忘れてしまっていることもあったりして、失敗をして「あぁ、そうだった。」と思い出している。

こんな調子なので、商品として完成品を販売するのは時間がかかりそうなのだが、試作と言っても17年もお菓子を作ってきたので、それなりのモノは作れると思っているので、試作品はちょっとお安い価格で販売をしていこうと思っている。

そして、材料自体はこれまで17年もの月日をお菓子作りで培った素材の良し悪しを理解していることから、かなり良質な素材を仕入れているため、昨日のようにオーブンの温度設定を勘違いしていたとしても、食べてみるとその風味は劣るところが無く、素材選びとしては満足いくものが作れていることに少し興奮している。

あとは、適正に焼き上げる感覚を思い出すこと、そしてあとは「その素材を使うことの意味」という配合を含めたバランスを整えていくことだと考えている。

今現在は、2種類の焼き菓子の完成度を上げるために取り組んでいますが、素材選びだけでも今月中くらいはかかってしまうことだろう。
1つは、スコーン。
もうひとつは、ラムレーズンのクレムダマンド。

スコーンは、小麦粉の食感を含めた相性と、使用するバター選びがメイン。
ラムレーズンのクレムダマンドは、アーモンドの粉末であるアーモンドプードル選びとバター選び、そしてサルタナレーズンとラム酒の相性とそのバランスを考えなければならない。
サルタナレーズンはもう選んでいるので、あとはどのラム酒を選ぶのか。

もう卵選びは終えているので、あとは粉類の選択とバター選び、乳製品選びというところ。
あまり希少な素材を選んでしまうと仕入れが滞り、安定して商品を提供することが難しくなってしまうので、感覚として劣るところが感じなかったのなら、それほど素晴らしい素材でなくても良いのではないかと思っている。
大切なことは、基準を明確にクリアしていればOKということ。
これは、今までのテイスティング・スキルで判断ができること。

あとは、自分自身の性格が面倒臭がりだということを知っているので、モチベーションを落としてしまわないように、お菓子作りを楽しむためには、使う食材を吟味することが自分自身のモチベーションを保つことにつながっていることを知っているので、作りながら更新していけるような、そんなお菓子作りを続けていきたいと考えている。

商品数自体は多くは作れないと思いますが、吟味をした完成度の高い焼き菓子を作っていきますのでお楽しみに。

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