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ケニア・ガタイテイ FW

公開日:2024年4月7日更新日:2024月04月07日
カテゴリ:お店のこと。

ケニア・ガタイテイ FW

COEブラジル #17 の生豆の在庫が無くなり、最後にローストした豆が残りわずかになったことで、次の販売のために用意していたケニア・ガタイテイ FW を今朝ローストした。

コーヒーは産地によってというか、類似しているグループによってローストの設定を区別している。
この区分は、ローストが似通ったもの同士の区分なので、ローストをしない人にはなかなか理解できないものかもしれない。
ボクの中ではケニアはグァテマラと同じグループなので、とりあえず現在あるグァテマラ・エルインヘルトと設定を同じにしてローストしてみることにして、その実際にローストしたケニアをカッピングすることで、ローストの詳細を煮詰めていくという作業をすることになる。

経験上、初回のローストでピンポイントの設定を登場させることは、ほぼ不可能なことなので、ローストされたコーヒーをカッピングしてみると、まだ設定は煮詰まってはいないのだが、やはりケニアのポテンシャルの高さに「いいなぁ」という感情が湧き上がってくる。

なによりクリーンであるし、種子由来の植物感がフルーツ感と重なり合い、とても印象が良いのだ。
グァテマラだとこうはならないし、ローストの設定の幅が狭いので、ローストに苦労するのだが、ケニアはローストの設定の幅の広さがお店ごとの顔にもなっている。

一般的にはケニアを深煎りにするお店が多いのだが、当店の場合はせっかく良質な豆なので、ライト-シナモンあたりのローストにしている。

浅煎りのローストでもケニアの場合には、爽やかよりの柑橘系-リンゴ系の辺りの酸味を登場させるローストと、もう少しボリュームを持たせるローストにして赤紫色の酸味やフレーバーを登場させるローストと2通りの表現ができる。
同じローストレベルだとしても、ローストによってそのように表現の仕方が変えられるのがケニアであり、それが焙煎士の腕の見せどころでもある。

このケニアの販売は、webショッピングカートの準備が整い次第の販売となります。
もう少しお待ちください。

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