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ローストのダメージ。

公開日:2022年3月6日更新日:2022月03月06日
カテゴリ:焙煎の味づくりのこと。

ローストのダメージ。

昨晩の春一番は、すごい風だった。
ここ浜松は、「遠州のからっ風」と言って、冬は風が強い地域なので、強い風には慣れているところもあるのですが、昨晩の風の音はちょっと怖さを感じた。
今朝になったら、まるで嘘のように穏やか。
不思議な現象だった。

話は春一番とはまるで関係ないのですが、昨日の閉店後に久しぶりに、小型焙煎機「DISCOVERRY」で試しのローストをした。
少量の焙煎ができるため、本釜ではロスになるような試せないローストをすることが出来る利点もある。

なので、ローストの成り立ちを学ぶためには、小型焙煎機はとても重宝する。
だが、遊びのために60万は高い買い物なので、当店では焙煎体験教室のために設置をしている。

コーヒーの焙煎(ロースト)は、料理と同じで、誰でも出来る。
しかし、素人とプロでは、出来上がるものが違う。
それは、知識やローストの論理を学んでいることと、経験値が豊富なので当然ながらそうなる。

そして、昨日ローストしたコーヒーをカッピングして改めて理解した。
胃腸が弱いボクでも美味しく飲める当店のコーヒーの理由。
その胃もたれしないコーヒーは、ローストによるもの。
無農薬やオーガニックだから胃もたれしないわけではない。
それは、ローストによる部分がとても大きい。

ボクは、その部分を含めて「ローストのダメージ」と呼んでいる。
ただし、その「ローストのダメージ」の部分を好む人たちもいることも事実。
だから、世の中それで成り立っている。

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