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美味しさってなに?

公開日:2022年2月12日更新日:2022月02月12日
カテゴリ:良質さのお話。

美味しさってなに?

美味しさってなに?
そう考えたことのある人ってどれだけいるのだろう。

美味しさというものは、その人の好み。
好みは主観そのもの。
なので、人によって美味しさは異なります。

一般的に言われる「嗜好品は、好みですよね。」という言葉は、主観としての目線で美味しさを語っているコメントだと思っている。
なので、その人に言わせれば「嗜好品だから好みでいいんだよ。」という目線なのだと思う。

でも、ボクは良質さを学んで、それを表現したいと考えているので、嗜好品だとしても良質なものと、そうでないものがある。
それを好みとして判断してしまって本当に良いのだろうか?
という目線なのです。
それが良質さを探求する目線なのです。

なので、好みを追求している人たちの目線と、良質さを探求している人たちの目線は実はまったく違うのです。

そこでコメントに「クオリティが高いね。」とか、「これは、素晴らしい。」というコメントは、美味しさの一部のコメントではあるけれど、どちらかと言えば「非凡さ」を指している表現なのだと思っています。

非凡さとは、一般のものよりも優れているもの。
という意味です。
そう、非凡さとは良質さを示している言葉なのだということです。

では、その非凡さ(良質さ)を理解するためには、何をしていくことでその目線が育つのか?
それは、一般のモノの共通点をきちんと理解をすること。
そうすることで、一般のモノから外れたところが見えるようになり「非凡さ」をきちんと感じられるようになります。
その規格外のところが、美味しく感じるか、美味しく感じないかで良質さは感じ取れるようになると考えられます。

なので、良質なモノばかりを一生懸命に食べて覚えるよりも、一般流通しているいわゆる「普通」と呼ばれるモノをきちんと理解することが大切なのだという論理です。

そして、もう一つ大事なことが「偏らない」という意識です。
これ実は、とても難しいことです。
人の購買行動は好みに偏るものです。
言い換えれば、人は好みのものしか買えない。

好みの追求を目指す人たちは、自分の好みに偏ることで好みの追求ができるので良いのですが、良質さを探求する場合では、その主観である好みという感覚が良質さを理解する場合にはとても厄介な感覚となるためです。

では、なんのために良質さを理解するとメリットがあるのか?
それは、良質さを理解していくことで、いろんな景色が見られるようになってきます。
偏りの世界観から解放され、今までの人生では見られなかった角度から、いろんな世界観を感じられるようになることで、同じものを食べたとしても、より豊にその景色を感じ見られるようになる。
それは、良いも悪いも。

ちょっと哲学的になってしまいますが、良質さの理解は、いろんな複合的な学びをしていかなければ辿り着けない世界観ですので、とても奥が深く、一生かけて学ぶ価値のある学びであると考えています。
香茶屋は、良質なコーヒーを提供しているお店なので、良質さを語るのです。

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